space colony : side zero

地球と月の間に浮かぶスペースコロニー・サイド0:通称ニューデリーでの不思議な生活を不定期更新で書いてます。

縮毛矯正



インドに越してから、見るも無残に変わったのが、髪質(と肌)。

あの汚れた水道水で髪を洗えばさすがに痛むという理屈は誰だって分かるが、それ以前の問題で、なぜかコッチに来てからというもの、天パアタマになっちゃった。

もともとクセッ毛だったのだけど、頭全体がグリグリになるわけでもなく。それが、インドに来て数カ月で、東京で担当していた美容師さんが吃驚するほどの天パになった。もっとも加齢すると毛根が細くなって、ウェーブが出やすいとも聞くけれど。

洗ったままで放っておくと、韓国のおばちゃん、そのものである(オバタリアンのキャラみたい)。
しかも、湿気の多いジトジト期、実家から送ってもらった「縮毛矯正ローション」さえも何の効もなさず、爆発アタマでモズが住みそう。

もう我慢ならん!と、縮毛矯正に行くことに。
てか、なぜ今更思いついたのか・・・さっさと行けば良かったのに・・・

インド女子の間でもストレートパーマ/縮毛矯正は定着していて、美容院に入るとたいがい一人はストレートを当ててる。

さすがに安かろう悪かろうは避けたいので、ある程度技術がありそうな店にあらかじめ電話で打診。バサントロックのM店は7500ルピー。値段もアレだが、受付ネエちゃんの対応があいかわらず悪印象でヤメ(You have to...と連発されてもねえ)。施術スタッフのおじちゃん達は、外国人に対する経験値が高いので好きなんだけども。

友達に紹介されて最近通いつめているグリンパークのA店は4500ルピー。これなら日本より安いかもとお願いしたら、日本と同じ工程でスタッフ4人が丁寧に縮毛矯正してくれ、大・満・足。ここはほんと技術力が高くて安心できる。

今にも降りそな空模様なのに、髪の毛だけはサーラサラ。
楽だ〜〜〜。

オーロビンド・アシュラム



自分にしては珍しく、毎日ヨガに通っている。
週5日あるけど、月1000ルピーだし、まあ月水金で行けば十分と勝手に想定していた。

よほどの仕事が無い限り、結局毎日足しげく通ってしまっている。
1時間だけのレッスンだが毎日少しずつ内容が変わるので飽きない、という理由もあるけれど、先生との連携が密でサボりにくい、というのが大きな要因だろう。

たんなるハタヨガ教室だと思っていた。
確かにやることはハタヨガで・・・ハタヨガというよりむしろ、ピラティスと筋トレを合わせたみたいな、ちょっとハードなワークアウトが中心で、しかも女性のクラスなもんで、女性が喜びそうな「腰がくびれる運動」とか「ほうれい線が消える呼吸法」とか「更年期障害を防ぐストレッチ」とか、そーゆーのを多めに教えてくれる。これマスターして日本で起業すれば、けっこう儲かるかもしれない(笑)。おかげさまで、見違える位にやせた(これホント)。

いまだ思想家オーロビンドの教えがいかなるものか不勉強だけれども、ヨガとの向き合い方だけみても、かなり人間性を重視したものに思えてくる。日本もそうだがインドでも、ハタヨガのクラスなら、ヨガやって終わり、というのが一般的に思えるけれど、こちらのクラスは7割ヨガ実践で、3割はディスカッション。

「最近旦那とうまくいかないの、どうすればいい?」 「姑が倒れて私もストレスがたまりがちで」……みたいな悩み事を誰かが話して、それに対して奥様連中で話しあう。適宜先生が仕切りながら、みんなで意見する。

さすがに8割ヒンディー2割英語の、超ハイスピード・ヒングリッシュなマジトーク、会話の端々を聞き取るのに精一杯だけど、インドの主婦も悩みは変わらないのねーと、みのさんの番組見てるような気分。

放っておくと激論になるインド主婦トークの合間あいまに、先生が絶妙に仕切っていく姿は、まるで寂聴さんの講話のよう(一度も伺ったことは無いケド)。ヨガにもいろいろスタイルはあるが、至極人間的で、現世を生きるための精神的・肉体的攻略法を教えてくれるヨガ教室もあるんだなあ。日本のお寺ヨガもこんな感じなのかな。だといいな。

でも、通い続けている一番の理由は、気がいいこと。
クーラーが付いているわけでも、蚊がいない室内でもない、ただの渡り廊下でのヨガ教室だけど、さすが本部がポンディシェリにあるだけに、学園の雰囲気が南インドにどことなく似ている。

毎朝きまった時間になると、老婆のスタッフが、赤いプルメリアの花をお供え用に摘み始める。ハーブガーデンに日陰を生み出す大きな木も、まるで守り神の風格。突然にやってくる、バケツをひっくり返すようなスコールも、南インドに旅しているようで清々しい。

そうか、南インドを擬似旅行しに、毎日通っているのかもしれないな。




付記:正確に言うとオーロビンド・ソサエティで、アシュラムは通り向かいの敷地にありますが、どちらもアシュラムで結構通じたりするので、そのままにして書いてます。オートのドライバー曰く、右のアシュラム、左のアシュラム、という具合。

貝のある生活



なんかまた、最近少し忙しい。

忙しいけど飯は自分で作らなければならない。まあ、当然のことだけど・・・
そういえば、お掃除レディのマンジュちゃんが「私、ご飯作るの上手いよ」とコック職を申し出てきたが、毎日カレーはこっちが無理だから却下。教育する気も毛頭無いッス(邦人マダム達に言わせると、インド人女中に和食を教え込むのは一種の社会貢献なのらしいが…)。

メニューを考えるのも飽きた頭で、それでも考えざるを得ないのだが、救世主が我が家にやってきてから、ちょっぴり人生バラ色になっている。

最近お気に入りの韓国食材店で買ってきた冷凍貝たちがまた、いい仕事しよるのよ。

大ぶりの牡蠣、アサリ、バイ貝。どれもケララ産。400g位入って150〜200ルピー、牡蠣とアサリがむき身の状態なのも、お得感あるわー。パスタにちゃちゃっと放りこめばボンゴレの完成だし、解凍すると出る汁もダシがあって美味い。

この日は、せっかくのバイ貝をバイ貝らしく煮てみた。やばい、まんま居酒屋の突き出しだわ。
ちなみにバイ貝は「バイ貝」と言うらしい。通常ケララで日本の水産業者に卸しているのが、そのままデリーに上がってきているのだそうだ。日本語のうまい店の女主人のヨンスさん(だったか)、インドの水産事情に詳しくて頼りになる。練り物やキムチはピッタンプラ(でた!)の自社工場で作ってるんだって。

イカスミのパスタ添えて、なんちゃってシーフード大会。
タジンは、ラダック産ドライトマトとインドイチジクとチキンのタジンで、ちょっとジャンル違っちゃったけど。

中華ビュッフェ



ここしばらくずっと、ビュッフェ(食べ放題バイキング)に行きたかった。
美味しい物を食べたいと思うと自分で作るほか無く、自分で作ると言ってもクソ暑いのでそう凝ったものも作れず、しかもここ最近お客さん続きでメシを散々作ってきたので、ちょっとそろそろキッチンには立ちたくないと思い始めてきた。

ここぞとばかりにemporioモールの高級ビュッフェ(いつの間にか店名が変わっていた…)を旦那にねだってみたものの、さすがの人気店、週末の予約は水曜までに入れろと言われてしまった。

しかし、どうしても今日はビュッフェで腹一杯食べたい気分で、でも高級ビュッフェ系は次回の楽しみにするとして、手頃なとこでひとつ無いかしらん・・・と思い巡らせてみたところ、以前友達が「安くて美味い」と太鼓判押していた店を思い出した。

アンサルプラザの中華、ORIENTAL BLOOM。

アンサルプラザなんて久々に行ったわい。
こうもDLFやcitywalkに覇権が移ってしまうと、日曜の昼間とは言え地方都市のモールみたいだな。

点心ビュッフェ、肉エビコースは599ルピー+tax。ちなみにベジは399ルピー。
エビシュウマイ、チキンシュウマイ、ポークシューマイ……と、なんだかシューマイづくしな感もあるけど、気兼ねなく点心をガツガツ食べられるのは、かなり幸せだーー。スープもけっこういい味だし、デザートのガトーショコラも甘すぎずにいい。

最後に出てきたフォーチューンクッキー。旦那は"You will find treasure soon”でしたり顔。私は“Do not mix drinking and driving”。むうう。

マイナーチェンジ



ちょっと生活をマイナーチェンジしてみた。

新聞をTimes of IndiaからHindustan Timesに変えてみた。

理由は、デザインがいいから。

しゃらくせえ理由だなあ、と言われそうだけど、情報ツールはデザインがとても重要で。新聞にしてはサンセリフ体メインってところも斬新でいいけれど(日本でさえゴシック体の新聞なんてないでしょ)、かなり多用しているチャートが美しくて解りやすい。頭のいい人が作ってる印象がする。こちとら100%英語が理解できるわけではないので、正しいチャートが掲載されているというのは、とっても重要なことで。Times of Indiaは図解が面白くないんだよねー、ってことで、Hindustan Timesは右翼系とか聞くけれど、そこまで深読みできる能力も無いし、一般ニュースを読むならHindustan Timesで十分。あと、Times of Indiaには気まぐれでしか載ってなかった天気予報も、毎日詳しい図解つきで説明してるから嬉しい。

ヨガの教室を変えてみた。

これまで公園ヨガに始まり、結局シバナンダに長く通っていたけど、カイラシュ校が内装がきれいになった反面、値段も高くなっちゃったので、ちょっとインドのヨガっぽくないなあという気がしてきた。あと同じルーティーンの繰り返しもいいけど、他の世界も見てみたくなったし。

以前は門戸が狭い印象だったが、最近はポップな看板も掲げてウェルカムムード満点のオーロビンド・アシュラムへ。門戸が開けているといえども、基本はオーロビンドの思想を理解しないといけないし、ヒューマンなシステムで成り立ってるので、金さえ払えば黙って習えるって雰囲気でもない。先生やスタッフさんとのコミュニケーションから全てがスタート。花が咲き乱れる庭を眺めながら、テラスでヨガ。平日毎日1000ルピー/月。ホットヨガ並に暑いけど、1回2000円以上もする日本のヨガを考えたら、リアルな本場のホットヨガでええんじゃないかと。

ひのまるブーケ



友達の送別会に沢山のデリー仲間が集まった。
イナリに手巻き、唐揚げ、おでん、天ぷらにポテサラ....と、日本の家庭料理メインの大宴会。食い盛りの若者とガタイのいい西洋人ばかりで、山ほど作ったおばんざいが次々と空になってキモチいい。

フランス人のお友達がブーケを持ってきてくれた。
玄関開けて、さくっとブーケを渡すの、スマートでカッコいいね。

アートディレクターのステファンが見立てたブーケは、香り高いジャスミンと真紅のバラ。なんと日本の国旗をデザインしたんだって(笑)。ごく抽象化された形象なのにイマジネーションが沢山詰まってる日の丸のデザインが大好きなんだそう。

部屋一面がジャスミンのエレガントな香りでいっぱいに。
こういうセンスのよさ、身につけたいなあ〜。


バーリシュ



気分転換に美容院に出向き、日頃の汚れた足をピカピカに磨いてもらったあと、明日のホームパーティ用の買出しにINAに出かけた。ずっとアジアを旅していた知人夫婦が中東に居を移すというので、その送別会。

マーケットに入るあたりで怪しいなと思っていたら、案の定、雨がザーーッと来た。バラックだけど市場に入れば屋根があるから大丈夫だろうと、日用品店でノンキに買い物をしてたら隣の八百屋にも行けない程の大豪雨に。

屋根と屋根の隙間から、滝のような水が地面を叩きつけてくる。
しかも勢いはどんどん増してくる一方で、今後が酷く心配だ。

動けなくなるのもイヤだし、今回のメイン目的の八百屋に意を決して逃げこむ。たかだか斜向かいの2mも無い距離なのに、3歩でびっちょり。さっき磨きあげたばかりのピュアな裸足がみるみる雑菌にまみれていく・・・orz。

INAはお店によって値段も質もまちまちなので、ほんとは数軒回って買おうと思ってたけど、今日は仕方ないか。ひとつのお店で大量買い。しかしどうする、この雨の中、こんな大量の野菜を抱えてオートで帰れるのか自分・・・

ゆっくり買い物が終わっても勢いは更に増していて、ぼーぜんとしてたら、お店のおっちゃんが椅子を用意してくれた。止むまで座ってていいよというので、有り難く休憩させてもらう。

手持ち無沙汰の店員さん達と、すっかり濁流のようになった小路を眺めながら「バーリシュ(雨)ひどいね〜〜」とか言ってボーッと過ごす。

さすがに15分位経った頃、店員さん達も休憩をやめて店内がまた動き始めた。お前ももう行け、とおっちゃんが言い出して、「えーでもまだ雨土砂降りだよ〜〜」と、屋根の間の滝を指差すと、大丈夫だからさっさと帰れと。

重い野菜の袋4つ抱えてエンヤコラと市場の外に出てみたら、雨はすっかり止んだ代わりに紫色の夕焼けでデリーの空が染まっていました。

化粧台



インドに来るまで知らなかった事だが、この国は家具がとっても高い。

理由は明快、木が無いから。

基本的に中国などの輸入に頼らざるを得ない(もしくは限られた地区での生産)もんだから、ミョーに家具が高い。ついでに木製じゃなくても高い。最低ランクのオフィス椅子でも4000円はする。

ほんとマジで、インドに暮らすご予定の方で引越代金会社持ちの境遇にいる人には、ぜひIKEA家具の大量持参をオススメしたい(組立てずに箱入りの状態で) ついでに言うとキッチンツールや雑貨類もリネン以外は全部持ち込んだほうがいい。結果的に安くあがるし壊れにくい。

ともあれ、フツーは高い家具でも買わざるを得ない社会なのだが、デリーは仮住まいと決め込んだ我が家はそんな所にお金をなるたけ掛けたくないの。

なもんで、家にある瓦礫のようなアイテムを直し直し使っている。日本だったらソッコー捨てるレベルのものばかり。2年半ゴチャっと置いてた化粧品まわりを整理する棚に使おうと思い、テレビ台らしきボロンボロンな戸棚に色塗ってリフォーム。触るのも憚られるほどにオンボロな棚だけど、素材が無いから仕方ないしー。離島の廃品リサイクルオヤジの気分で、ボロ木にペンキをぺたぺた。

いちおうトード・ボーンチェ風にしてみたつもりだが、なんだか雑草園ふうになってしまった(笑)。まあ便利だからいっか。

スペイン菓子



先月は自分のなかでフレンチ強化月間だったのが、今月はスパニッシュ強化月間になりそうで、以前日本のカレーをご馳走したお礼に、スペイン人のホームパーティにお呼ばれ。日系駐在さんの集まりには全く縁が無いのに、ヨーロピアンのホムパには頻繁に誘われる。

おじいさんがガウディの弟子だったという彼のお宅には、子供の為に自分で描いたという絵画が沢山飾られている。バリバリのエリートビジネスマンなのにアートも嗜んでるとは、人生満喫していてウラヤマシイ。

スペイン人は明るくて気楽で楽しいな〜。
ドイツ人の集まりだとドツッと空気に質量があって、フレンチのパーティは知的に話すゲームのようで、スペイン人は居酒屋ノリで親近感がわく。英語をあまり使わないのか、他の西洋諸国に比べると英語が苦手な人もいたりで、自分が話すのには丁度いいスピードだったりするし。

おいしい手料理も沢山並んで……分厚いトルティーヤ・デ・パタータス! タコのイカスミ煮込み丼! 本国直送ハモンセラーノ! インド産じゃないオリーブ! etc, etc,,,, と、ご当地グルメをお腹いっぱい堪能して、きわめつけに出たデザートがこれ(写真)。

極めてしっとりしたカステラのような、甘い甘〜いお菓子。
スペインの郷土菓子だそうで、名前教えてもらったのに酔っ払って失念。。

何か、これに似たの食べたことある〜〜〜!!  と、しばし考えてたら、

あ、そうだ、

長崎の鶏卵素麺。そのまんまの味。

宴もたけなわでスペイン国歌をみんなで歌って、ワールドカップ見てお開き。飲み会で国歌を歌える国って、いいね……。

ピッタンプラ



マンゴーフェスタの帰り、お腹が空いたのと雨がふってきたので、近くのモールに避難した。

ピッタンプラは初めて来たけど、ほんと千葉というか埼玉みたいな、都心のベッドタウンらしい。(注:英語表記はpitampuraで、もしかするとピタムプラが正しい発音かもしれませんけど、かわいいので勝手にこう読んでます)

モールの中のPARK BALLUCHIへ。デリーのリーズナブルなインド料理居酒屋チェーン。

パークバルーチはだいたい昼間から閉店までハッピーアワーで、アルコール半額だったりするので気に入っている。カレーとビールを日本的感覚で思う存分楽しめる貴重な外食チェーンだと思う。内装も、昔はやったポリネシアンレストランみたいな、チープなジャングル風のあつらえで面白い。

日曜日の遅いランチは、インド人家族でいっぱい。
湿度250%な外界から逃げこんで、とりあえず半額ビールで乾杯。

ツマミにタンドリーチキンをむさぼりながら、窓にうつる外の景色をふっと見上げたら、なにかどこか見慣れた景色が。

ん〜〜〜〜〜

!!!!

葛西臨海公園とか新木場の駅に似ている気が。

気のせいかなあ・・・ でも、なんとなく。

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styh

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