space colony : side zero

地球と月の間に浮かぶスペースコロニー・サイド0:通称ニューデリーでの不思議な生活を不定期更新で書いてます。

そりワーラー



先にも書いたが、グルマルグにはヨーロピアンやオージーのスキーヤー/ボーダーが集まる。そりゃ、安価でヒマラヤで滑れるのは魅力的だし、雪山の無いオーストラリアからはニセコと同じ感覚でスキーヤーがやってくる。

冬季五輪でインドの評判を聞かなかったように、インドでウィンタースポーツはほとんど人気が無い。
というか、彼らの意識の中に、雪は・・無い。

でも、ヨーロピアンを意識する上流インド人や、観光にお金を使える人々は、スキーリゾートに注目している。グルマルグに来ているインド人は、セレブリティクラスか、パンジャブみたいな近郊の州からの観光客か、地元のカシミール人だ。

パンジャブ人(パンジャビ)は、酒飲んで暴れるのが目下の目的らしくて、スキーを履くまでに至らない。チェーン履かずに雪山登ってきて、路上で酒飲んで、ナンパして、ボリウッド踊りしてる。バブル期の学生コンパみたいで、目もあてられない印象が残る。

パンジャブに限らず、多くのインド人はゲレンデでもスキーを履かない。
驚いたことに、彼らはゴンドラで中間駅まで行って、記念撮影して、またゴンドラで降りていく。でも、セレブリティは別で、コーチをつけて練習をしている。たまたまゲレンデで声をかけられたので振り向いたら、顔見知りのインド外食産業界の名士が、たどたどしくボーゲンを特訓していて、なんだか微笑ましかった。

で、スキーをしないインド人の楽しみが、このソリ。

1回300ルピーという結構な額を払って、混み合う車道の脇をソリ屋さん(そりワーラー)に引かれて通っていく。

排気ガス思いっきし吸い込みながら、タイヤがハネた泥を浴びながら、キャッキャと笑ってソリ遊び。
面白いと感じるツボは、人によって様々あるようだ。


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