オーロビンド・アシュラム![]() 自分にしては珍しく、毎日ヨガに通っている。 週5日あるけど、月1000ルピーだし、まあ月水金で行けば十分と勝手に想定していた。 よほどの仕事が無い限り、結局毎日足しげく通ってしまっている。 1時間だけのレッスンだが毎日少しずつ内容が変わるので飽きない、という理由もあるけれど、先生との連携が密でサボりにくい、というのが大きな要因だろう。 たんなるハタヨガ教室だと思っていた。 確かにやることはハタヨガで・・・ハタヨガというよりむしろ、ピラティスと筋トレを合わせたみたいな、ちょっとハードなワークアウトが中心で、しかも女性のクラスなもんで、女性が喜びそうな「腰がくびれる運動」とか「ほうれい線が消える呼吸法」とか「更年期障害を防ぐストレッチ」とか、そーゆーのを多めに教えてくれる。これマスターして日本で起業すれば、けっこう儲かるかもしれない(笑)。おかげさまで、見違える位にやせた(これホント)。 いまだ思想家オーロビンドの教えがいかなるものか不勉強だけれども、ヨガとの向き合い方だけみても、かなり人間性を重視したものに思えてくる。日本もそうだがインドでも、ハタヨガのクラスなら、ヨガやって終わり、というのが一般的に思えるけれど、こちらのクラスは7割ヨガ実践で、3割はディスカッション。 「最近旦那とうまくいかないの、どうすればいい?」 「姑が倒れて私もストレスがたまりがちで」……みたいな悩み事を誰かが話して、それに対して奥様連中で話しあう。適宜先生が仕切りながら、みんなで意見する。 さすがに8割ヒンディー2割英語の、超ハイスピード・ヒングリッシュなマジトーク、会話の端々を聞き取るのに精一杯だけど、インドの主婦も悩みは変わらないのねーと、みのさんの番組見てるような気分。 放っておくと激論になるインド主婦トークの合間あいまに、先生が絶妙に仕切っていく姿は、まるで寂聴さんの講話のよう(一度も伺ったことは無いケド)。ヨガにもいろいろスタイルはあるが、至極人間的で、現世を生きるための精神的・肉体的攻略法を教えてくれるヨガ教室もあるんだなあ。日本のお寺ヨガもこんな感じなのかな。だといいな。 でも、通い続けている一番の理由は、気がいいこと。 クーラーが付いているわけでも、蚊がいない室内でもない、ただの渡り廊下でのヨガ教室だけど、さすが本部がポンディシェリにあるだけに、学園の雰囲気が南インドにどことなく似ている。 毎朝きまった時間になると、老婆のスタッフが、赤いプルメリアの花をお供え用に摘み始める。ハーブガーデンに日陰を生み出す大きな木も、まるで守り神の風格。突然にやってくる、バケツをひっくり返すようなスコールも、南インドに旅しているようで清々しい。 そうか、南インドを擬似旅行しに、毎日通っているのかもしれないな。 付記:正確に言うとオーロビンド・ソサエティで、アシュラムは通り向かいの敷地にありますが、どちらもアシュラムで結構通じたりするので、そのままにして書いてます。オートのドライバー曰く、右のアシュラム、左のアシュラム、という具合。 2010.07.31 Saturday [CULTURE]
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space colony : side zero
地球と月の間に浮かぶスペースコロニー・サイド0:通称ニューデリーでの不思議な生活を不定期更新で書いてます。
